2008/08/27
赤い風船
『赤い風船』監督・脚本:アルベール・ラモリス 世界中の人が「もう一度観たい」 と熱望し50年前に創られた映画がデジタルリマスターによって甦り、今夏日本でも上映されました。夢の中の映像のような淡いパリの街並に鮮やかな赤い風船。赤い風船が街灯に引っかかっているのを少年パスカルがみつけて助けてあげるところからお話ははじまります。学校に向かう途中突然雨が降ってきたので傘をさしている人に一緒に入れてもらえるようお願いするパスカル。傘の中に収まっているのはパスカルではなく赤い風船。満員のバスに乗り込もうとすると車掌さんにバスに風船は乗せられないと注意されてパスカルはバスに乗る事をあきらめて走って学校へ。大人にとって赤い風船はただの風船でしかないけれど、パスカルにとっては大切なお友達のようで、紐を持たなくても風船がパスカルの後ろをふわふわ浮いているのを観ているとかわいらしさと可笑しさでとても幸せな気持ちになりました。約40分と短く台詞もほとんどないシンプルなお話の中に子どもの無邪気さや残酷さ、人と人とではない友情の形、フランスの美しさ、優しさ、切なさがぎゅっとつまっていて何度も何度も観たいと思う映画でした。また、現代ではCGなど映像技術が進んでいるため風船が飛び回っていても驚かないのですが50年前に全て手仕事で行われたと知ってどうやって風船が生きているように動いていたの?パスカルはどうやって空を飛んだの??と私にはトリックがわからないことだらけでそういう面でもすごく面白かったです。
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