2010/05/11
映画 『おいしいコーヒーの真実』
監督 マーク・フランシス
ニック・フランシス
コーヒーは世界で最も日常的な飲物。全世界での1日あたりの消費量は約20億杯にもなる。大手企業がコーヒー市場を支配し、石油に次ぐ取引規模を誇る国際商品にしている。私たちは「おいしいコーヒー」にお金を払い続けている。しかし、コーヒー農家に支払われる代価は低く、多くの農家が困窮し、農園を手放さなくてはならないという現実。
一体なぜ?
このパラドックスが最もよく現われているのが、コーヒーの原産国エチオピアだ。
その原因は、国際コーヒー協定の破綻による価格の大幅な落ち込み、貿易の不公正なシステム。
農民たちは教育を受けることも、食べることもままならず、貧困にあえいでいる。
エチオピアでは毎年700万人が緊急食糧援助を受けており、緊急支援に依存せざるを得ない状況にある。しかし、アフリカの輸出シェアが1パーセント増えれば年700億ドルを創出できる。この金額はアフリカ全体が現在受け取っている援助額の5倍に相当する。必要なのは援助ではなく、自立を支援するためのプログラムなのだ。
エチオピアの74000人以上のコーヒー農家を束ねるオロミア州コーヒー農協連合会の代表、タデッセ・メスケラは、農民たちが国際市場で高品質で取り引きされるコーヒー豆の収穫のために奮闘するかたわら、公正な取引(フェアトレード)を求めて世界中を飛び回る。
コーヒー産業の実態を暴きながら、貧困に苦しむコーヒー農家の人々を救おうとするタデッセの戦い。生産者、企業、消費者。コーヒーが飲まれるまでの道のりに、深いドラマがある。1杯のコーヒーを通して、地球の裏側の人々の生活と世界の現実を、あなたは深く知ることになるだろう。
〜おいしいコーヒーの真実公式サイトより〜
世界でも認められるエチオピア の豆がどうしてこんなに安価で取引されているのか??必死で働いても食料援助をうけなければいけない人々、その背中を見なければいけない子どもたち。世界で喜ばれるおいしい豆をつくる素晴らしい仕事なのに継ぐことを拒否する若者。お金にならないコーヒー豆よりも高く売れるチャット(ヨーロッパの多くや米国では違法薬物に指定される植物)に切り替えていく生産者たち。薬物を禁止する先進国がほとんどなのに生産を促すような行為をさせているのも先進国。。。
コンビニなどで今では 日常的に行われる募金は一体本当は何に使われているのか見えない分あまり気が進まなかったけれど、『必要なのは援助ではなく、自立を支援するためのプログラムなのだ。』にはすごく共感がもてました。
コーヒーが好きな人もそうでない人も家族で話し合いながらぜひ見ていただきたい映画です。






