今回はサーミの血を観てきました。
北欧の少数民族サーミ人の少女が、差別や困難に立ち向かいながら生きる姿を描いたドラマ。
あまり多くは知られていない1930年代のスウェーデンによる、少数民族に対する差別。
「あなたたちの脳は文明に適応できない」など、数々の差別を乗り越えていく少女やサーミ族の人々。監督もサーミ人の血を引いているという事もありこの作品の伝えたいことがダイレクトに伝わってくる。
物語の主人公エレ・マリャの差別を受けながらも進もうとする姿はとても素晴らしかった。
このような映画は自分の知らない世界をみせてくれるし、日本では知りえない歴史と文化を知る良い機会を与えてくれたと思う。
(C)2016 NORDISK FILM PRODUCTION
飯倉