豊饒の海 三島由紀夫

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神田駅をスタスタ歩いておりましたら、イケメンがこっちを見ている!と思ったら
東出昌大さんが大きくでているポスターでした(笑)
大変失礼致しました。

『生きて、死ぬ・・・。そして生まれる。 』

三島由紀夫の豊饒の海シリーズで全4部作ある壮大な小説を、ひとつの舞台作品で表現する!
お久しぶりに舞台鑑賞して参りました。芸術の秋ですね。食欲もありますし。

一言でゆうと、感想は、
もう最高でした。ほんとうに素晴らしかったです。

いままで三島由紀夫の本は最初少しだけ読んで、読みきらずに置いておりました私ですが、
いま舞台を見てから、逆に物凄く本を読みたくなりました。きっと観客さんのなかでも
そうゆう方もいらっしゃりそうな気もします。

ものすごく純粋で若い、ゆえにとても正直でまっすぐな感情がありふれているのだけど
恋をすることでねじれてしまう感情に当の本人も、収めきれないもどかしさがあったり
見ていて、自分自身の感情もぐわんぐわんと揺さぶられました。

原作を読んだことのない私でも、
理解し、作品にのめり込むことができました、素晴らしい脚本。
魅せ方が美しすぎる演出。

ぜひ、おすすめの舞台でございました。

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奈良岡 初美